テレビ→ニコニコ動画→ユーチューブときて、ついにはライブ配信というコンテンツが市民権を得てきてますね。
いやね、僕も以前からライブ配信というのは見ていたんですよ。
主にまーあれです。FC2ライブです。もちろんアダルトの方です。なぜなら可愛いことエッチな話ができるから。可愛い子とエッチな話なんて、そういうお店に行くしかないのに、FC2ライブではなんと無料でできちゃうんです。凄いですよね。女の子とエッチな話が無料!!急げ!!
そう。それならわかるんですよ。ウケる理由は十分にわかる。
でもさ、でもですよ。
ライブ配信アプリ「17 Live(イチナナ)」では、エッチな話ができないどころか、聞いたところによると、なんと配信者は胸の谷間を見せることすらNG、お色気作戦はすぐにBANされちゃうそうです。
は?
服着た女とオンライン上でただ会話する?は?そんなもんで我々男性の欲求が満たせると思ってんじゃねーぞ。女ってのはいつだって体を武器にして戦うもんだろうが。男はそれを見るために必死に最新のテクノロジーを駆使するんだろうが!
VHSが流通したのもエロがきっかけだし、DVDが流通したのもエロVHSがかさばるからだし、最近ではVRが発展してんのだって、エロコンテンツを見るためだろうが!!!
マッチングアプリの広告見てみろ。どれもこれも強調するのは胸。谷間。いつだって男はエロに吸い寄せられ、エロで欲求を満たして生きてるんじゃ!!そんなエロNGの女の配信なんか、一体誰が見ると思ってるんじゃ!
エロなしで配信アプリが成り立ってたまるか…
…え??…成り立ってるんですか?
現代の7不思議の一つともいえるでしょう。エロなしで配信アプリが成立する。…いやいやそんなわけないでしょう。
例えばYOUTUBEが流行るのはわかる。なぜなら動画自体が面白いからだ。
配信者がめちゃくちゃ試行錯誤を繰り返して、編集を凝りに凝って、スマホサイズで暇つぶしに楽しむのにめちゃくちゃ適している。ニコニコが流行ったのももともと高クオリティの動画があって、その上でコメントで楽しむことができたからだ。
でもさ、でもだよ。ライブ配信って、大して面白くもない女がただコメントを読み上げて質問に答えることだったり、ただただ普通の一般女性の価値観で語る1人語りをしているだけだ。正直面白くもなくね????
もともとライブ配信というのは中国で少し前から爆流行していたらしいんだが、中国では、今ライブ配信がキャバクラ化して問題になっているらしい。
うん。そう。キャバクラ感覚ならわかるんですよ。でもキャバクラは対面で女はセクシーはドレスを着て着飾って、酒飲みながらちょいちょい下ネタを話すのが前提のようなもんだ。でも17 Live(イチナナ)ではそれができない。ではなぜそれが流行ったのか?
今日はこれを考えていこうと思います。
なぜ17 Live(イチナナ)に人が集まるのか?
この画像の左上の数字、57317。これが閲覧者数。やばくね?
ライブだから当然同じ時間にこの人の配信を57317人が見ているというわけだ。
この人はかなり人気の人なんだけど、トップの人気の人では数十万人の閲覧者となる人もいる。やってることといえば、歌ったり踊ったりしている人もいるが、大抵は質問に答える形。あとはスタンプやら投げ銭やらもらったら「〇〇さんありがとー!」って言ってるだけ。
そんなもんに数十万人が集まっているわけです。YOUTUBE見たら?
つまりコンテンツは会話がベース。美女との会話ってそれだけでコンテンツになるんですか?脱いで抱かれてるAV女優に謝れ!!!!!彼女たちがどれだけ悩んで脱いで…そして知りもしない男に抱かれてると思ってるんだ!!そんな彼女達が、谷間すら見せない女に収入を抜かれてる現状を思うと僕は…僕は…あ、このくだりいらない?
でもね、ふと思ったんですよ。
もしかして、世の男性諸君は、それほどまでに女性との接点が減ってるんじゃないかと。むしろ女性どころか、人との会話がなくなっているんじゃないかと。
世は超ソロ社会
ちょっと調べて見たんですが、実はこの国、日本は世界第3位の一人暮らし国家らしいです。一人暮らしの総人口約1680万人。総人口の約13%が一人暮らし。この数はつまり8人に1人が一人暮らしというわけです。
では一人暮らしの人の生活はどんなものでしょう?
朝1人で目覚ましで起きて、1人でコーヒーを入れて、1人で準備して会社に出社。上司や同僚と面白くもない仕事の話をして、黙々と仕事に励む。そして仕事が終わって、もし飲み会なんかがあっても仕事の人たちと。家に帰ったら当然1人で酒を飲むか、風呂に入って寝るか。
つまり、仕事以外でまともに会話をしていないんですよ。一人暮らしの人たちは。
自分がしたい話。自分が話したい相手と話してないんですよ。独身のソロピープルは。
そんな人たちの受け皿になったのが、ライブ配信「17 Live(イチナナ)」というわけです。
単方向ではなく双方向のメディア
例えばYOUTUBEやテレビは、どうしたって相手から語りかけられるだけで、こっちの反応に対するレスポンスなんてないんですよ。オフラインだったら講演会に言ってるようなもん。つまり、視聴者側からの発信には相手は答えてくれないわけです。
おそらく、ソロ社会の住人たちは、自分の存在に気づいて欲しいんですよね。だって寂しいもん。
そんな時に、ライブ配信では、可愛い女の子たちが、自分の質問に答えてくれる。自分の名前を呼んでくれる。自分のスタンプやら投げ銭に一喜一憂してくれるんです。
これは性欲とは全く別のベクトルの、要は視聴者側の「自分の存在に気づいて欲しい」
という承認欲求がうまく満たされているんじゃないでしょうか?どうでしょうか?
これから、世の中は、どんどんソロ社会が進んでいくと言われています。
…ということは、そんな一人一人の存在に、可愛い女の子が喜んでくれる。そんなライブ配信のサービスはこれからどんどん発展していくんじゃないでしょうか?
本日は以上。
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