「ライブ参戦」とか言う奴大体音楽好きじゃ無い説。ライブは戦じゃありません。エンタメです。
お前は赤紙もらって強制招集されて、家族と根性の別れになる青年の前でも同じことを言えるのか?「俺はこれから戦争に行ってくる。これで今生の別れになるかもしれない。今までありがとう。元気でな…。」「うん!わかった!わたしもこれからラルクのライブに参戦してくる!お互い戦おうね!」ってか?やばいな。サイコパス感がすごい。
この言葉めちゃくちゃ嫌いなんだよね。
例えばこれがさ、サッカーの試合をやりに行くとかだったら良いよ。見に行くじゃなくてやりに行くね。試合に行くのを今日はメキシコとの試合に参戦するって。良いよ。スポーツなんて代理戦争的な側面もあるわけで、まさしく戦いだ。
もしくはさ、フェスで各アーティストのファン同士で血で血を洗う、最強ファン決定戦的な殴り合いがあるなら良いよ。音楽ではなく拳で語るフェス。でもさ、ないじゃん。
大体見てるだけでしょ。見て踊ってるだけでしょ。
最前は戦場だ!みたいなことよく言うけど、いやいや戦場じゃなくてただ人がごった返してるだけだから。狭い空間でみんなドタバタ動くからぶつかってちょっと痛いぐらいだから。怪我する人もいるとかは知らん。なら後ろで見ろ。
争いというのは相手に怪我をさせる目的でやるもんだろ。
なんかさ、思うんすよ。もしかしてライブに「参戦」するやつは、そーゆー踊ることが目的で音楽なんてなんでも良いんじゃねーのって。なんかさ、こーゆーこというのって、ファッションでファンやってる奴らだけなんじゃねーのかって。
NO music NO life、邦楽ロックは酸素というしょうもない嘘
タワーレコードがキャッチコピーとして押し出したNO MUSIC,NO LIFEという言葉。
コピーとして素晴らしいと思う。だってかっこいいし。
なぜこの言葉が刺さったのか。それは音楽を聞いている一般層のほとんど、ファッションで音楽を聞いているからだ。
だからその層には、良い音楽を伝えるよりもかっこいいコピーが刺さる。
だってさ、本来CD屋のCMなんて、扱ってるCDの曲流せば良いじゃん。それで興味を持つ層は買いに行く。なのにそれだとあんまり客が来なかったんだろうね。
なぜなら理由はとても簡単で、音楽なんかに大して興味を持っていないからだ。
重要なのは、曲の良し悪しよりも、聞いている音楽を周りがかっこいいと思われるかどうか。だからタワレコに通うような音楽キッズには、かっこいいキャッチフレーズが響く。
実際ツイッターのBIOに「NO MUSIC,NO LIFE」って入れてるやつの好きな曲はみんな一緒。ユニゾン米津ワンオクカナブンマイヘアポルカ。何が邦楽ロックは酸素じゃ。見飽きたわクソが。だいたいやってる曲一緒じゃねーか。ダンスビート入れてノリを良くしてサビ前に一旦落としてサビで爆発のテンプレ。要はほぼ一緒ってことです。演奏だけで見分けられるバンド皆無。
米津さんは違うか。あの人は別格。天才。初期の意味わかんない音いっぱい入れた曲が好きでした。
なんかさ、ロックが好き!とか、NO MUSIC,NO LIFE、邦楽ロックは酸素とか言いながら、
自分で音楽を探そうとしてる人がまじでいないんだよな。クラシックもジャズも洋楽もまともに聞かずにNO MUSIC,NOLIFEって。
いや探してる人もいると思うよ。いると思うけど、大多数が探してない。
ただ流行ってる曲、流れてきた曲を聞くだけ。とうもろこししか食ったことのない豚がNO トウモロコシ,NO LIFEって言ってるようなもん。トウモロコシ以外も食ってからその言葉をはけ。
音楽なんて自分の好きなもん聞けば良い
音楽はファッションじゃないんだよ。
よくさ、アニソン聞いてるやつが、友達に「何聞いてんの?」って聞かれて押し黙るのを見るんだけど、別に良いじゃん。
趣味嗜好なんて人それぞれだ。AKBが最高の音楽だっていうやつがいたって良いし、エグザイルこそ最高っていう人がいたって良い。俺は友達になれなそうだけど。
聞いた人がそれで少し気分が良くなれば十分だろう。
参戦って、音楽は聞け。音楽に別の目的を求めるな。
なーんかさ、俺は「ライブ参戦」って言葉には、聞く以外の目的があるように感じます。何ですかね?体をぶつけ合いにいくのかな?エロい意味で。踊りたい、抱かれたい。それならいくべきはライブじゃなくてクラブじゃないでしょうか?どうでしょうか?
クラブとか、渋谷のハロウィンにいけない層が別の場所ではっちゃけるために音楽を利用するなよ。今日はそんな感じで。それでは。
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